海外旅行を計画している方の中には、エア・インディアの利用を検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ネット上では安全性について「やばい」という声や、トイレや座席が汚いという評判を目にすることがあります。
実際のところ、これらの情報はどこまで信頼できるものなのでしょうか。
今回は、エアインディアの安全性や、トイレや座席などの汚いとの評判の真相について、客観的なデータと利用者の声をもとに真相を探っていきます。
エアインディアの安全性はやばい？
エア・インディアの安全性は、果たして世界基準で見て本当にやばいのでしょうか。
海外旅行を楽しむ際には、やはり心配な要素はできる限り排除しておきたいものです。
特に長距離フライトでは、その航空会社の安全性に対する信頼が旅行全体の満足度を左右することもあります。
インターネット上では様々な情報が飛び交いますが、実際のエアインディアの安全性はどの程度のレベルなのでしょうか。
データと事実をもとに、エアインディアの安全性について詳しく検証していきましょう。
世界基準で見たエアインディアの安全性のやばさ
世界の航空会社の安全性を過去の事故履歴や運航実績などを総合的に評価し、ランキング形式で公表している専門機関のデータによると、エアインディアの安全性は実際のところそこまでやばくないレベルにあるとされています。
この評価システムでは、航空会社の安全性を1段階から7段階までの数値で表現しており、数字が大きいほど安全性が高いことを示しています。
最高ランクの「7」は世界トップクラスの安全性を誇る航空会社に与えられる評価です。
このランキングシステムにおいて、エアインディアの安全性は「5」という評価を受けています。
一般的に「4」が標準的な安全性レベルとされていることを考えると、「5」は標準を上回る良好な安全性を示していると言えるでしょう。
さらに上位の「6」は非常に高い安全性、「7」は最高レベルの安全性という位置づけになります。
これらの客観的なデータを見る限り、エアインディアの安全性について「やばい」と過度に心配する必要はないようです。
むしろ世界基準で見れば、平均以上の安全性を維持している航空会社と評価できるでしょう。
トイレ詰まり＆機内放尿トラブルがやばい
しかし、2025年に入ってからエア・インディアでは複数の機内トラブルが立て続けに発生しており、これがやばい状況として注目を集めています。
2025年3月には、エア・インディア便で深刻なトイレ詰まり事件が発生しました。
エア・インディアの公式発表によると、離陸から約1時間45分後に客室乗務員が一部のトイレに不具合があることを発見したとされています。
その後の調査により、機内に設置されている12室のトイレのうち、実に8室もが使用不可能な状態であることが判明しました。
詳しい原因を調べた結果、トイレ内にポリ袋や布の切れ端などの異物が故意に流し込まれ、排水システムが完全に詰まってしまっていることが分かりました。
乗客の快適性と安全性を最優先に考慮した結果、同便は出発地へ引き返すことになりましたが、往復で合計約10時間という長時間にわたって、乗客は極めて限られたトイレしか使用できないという過酷な状況を強いられました。
実は、エア・インディア機のトイレから異物が発見されるのは今回が初めてではありません。
過去にも他の便で毛布、下着、おむつなどの不適切な物品がトイレに流されるという同様の事案が複数回発生しています。
さらに2025年4月には、エアインディア機内で男性乗客が日本人乗客に対して放尿するという前代未聞のトラブルが起きたのです。
事件の詳細によると、問題となった男性乗客は2D座席に着席していましたが、前の列の1D座席に座っていた日本人乗客に向かって故意に放尿行為を行いました。
この種のトラブルは過去にもエアインディア機で発生しており、同社の機内秩序管理に関して重大な課題があることを示しています。
今年に入ってからこれほど立て続けに機内トラブルが発生しているエアインディアの状況を見ると、安全性そのものよりも機内環境の管理体制について「やばい」と感じる乗客が多いのも理解できます。
エアインディアのトイレや座席が汚いとの評判は本当？
次に、エアインディアのトイレや座席などの機内環境が汚いという評判について、実際の利用者の声や近年の状況変化を詳しく調査してみました。
ネット上でよく見かけるこれらの評判が果たして現在も当てはまるのか、客観的な視点で検証していきます。
エアインディアの過去の口コミ
エアインディアのトイレや座席が汚いという評判について、過去の利用者による実際の口コミを詳しく見てみましょう。
2013年から2019年頃にかけての利用者からは、以下のような様々な声が寄せられています。
「座席が破損していて快適に過ごせなかった」
「タッチパネル式のモニターが複数台故障していて使用できない状態だった」
といった設備の不具合に関する指摘がある一方で、
「思っていたより清潔な環境だった」
という肯定的な意見も見られました。
トイレに関しては、
「出発時のトイレは非常にきれいに清掃されていましたが、着陸が近づく頃には汚れが目立つようになっていました」
という声や、より深刻なケースとして
「成田空港出発時には6つのトイレがすべて正常に使用できていたのに、わずか3時間後には2つしか使えない状態になってしまった。扉が閉まらない、洗面台で水が流れずに溜まってしまう、トイレの水が流れないなどの複数の不具合が同時発生した」
という報告もありました。
機内全体の清潔さについては、
「乗客が通路や座席の下などあちこちにゴミを無造作に捨てる光景が見られた」
「設備自体はきれいに整備されている」
「個別モニターが動作しない」
「機内環境はお世辞にもきれいとは言い難い状況」
「機材の清潔さについては期待しない方が良い」
など、賛否両論の意見が混在していました。
これらの口コミを総合すると、過去においては確かに機内がきれいで清潔という好意的な評判もあったものの、やはり汚い、設備が不十分といったネガティブな評判の方が数的に目立っていたのが実情のようです。
最近のエアインディアのトイレや座席は汚いのか？
それでは、最近のエアインディアのトイレや座席をはじめとする機内環境は本当に汚いのでしょうか。
2024年前後の比較的新しい利用者の口コミを詳しく調査したところ、意外にも極端に悪い評判はそれほど目立っていませんでした。
最近の利用者からは、
「搭乗前にインターネットで調べた際には、埃っぽい、汚いなどのネガティブな口コミが多数あったため正直不安でしたが、実際に利用してみると想像していた以上に清潔で快適でした」
といった声や、
「2年前に利用した時と比較すると、明らかにサービス品質が向上している」
など、近年におけるエアインディアのサービス改善を実感する評判が増えているようです。
これらの変化は、エアインディアが利用者からの厳しい指摘を受けて、機内環境の改善に本格的に取り組んだ結果と考えられます。
まとめ：エアインディアの安全性はやばい？トイレや座席が汚いとの評判だが真相は？
エアインディアの安全性について調査した結果、世界的な航空安全性ランキングでは5段階評価を受けており、これは標準を上回る良好なレベルであることが分かりました。
したがって、安全性が「やばい」というほど深刻な状況ではないと言えるでしょう。
しかし、2025年に発生したトイレ詰まり事件や機内放尿トラブルなどを見ると、機内秩序の管理面では改善の余地があります。
トイレや座席が汚いという評判については、過去には確かにそのような指摘が多く見られましたが、最近の利用者の声を総合すると、エアインディアのサービス品質向上により機内環境は着実に改善されているようです。
過去の評判だけで判断せず、現在の状況を踏まえて検討することが重要です。
エアインディアを利用する際は、安全性については過度に心配する必要はありませんが、機内トラブルへの対応など、サービス面での課題があることも理解しておくと良いでしょう。
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