夏の甲子園、数々のドラマが生まれるこの舞台で、ひときわ大きな注目を集める選手がいます。
県立岐阜商業高校(県岐阜商)で背番号9番を背負う横山温大(よこやま はると)選手です。
彼のプレーが多くの人々の心を掴むのには、理由があります。
実は、彼は生まれつき左手の指がない高校球児なのです。
しかし、彼はそのことをものともせず、名門・県岐阜商でスタメンの座を勝ち取りました。
この記事では、横山選手についてwikiプロフィールはもちろん、彼をサポートしてきた家族、両親である父親・母親や兄弟について、画像を交えながらご紹介します。
さらに、多くの人が気になるであろう、ハンディキャップを乗り越えた彼の独特な投げ方についても詳しく解説していきますね。
県立岐阜商業高校9番・横山温大のwikiプロフィール!
県岐阜商の背番号9番・横山温大選手のwikiプロフィールは以下の通りです。

名前:横山温大(よこやま はると)
生年月日:2007年7月17日
年齢:18歳
身長:170cm
体重:70kg
出身:岐阜県各務原市
高校:県立岐阜商業高校
学年:高校3年生
ポジション:外野手
投打:右投左打
横山選手は県岐阜商の野球部に所属する高校球児です。
左手の指がないのですが、人一倍努力を重ね県岐阜商では主力メンバーの背番号9番として活躍し、甲子園出場に大きく貢献しました。
中学では投手と外野手の二刀流でしたが、高校から外野手に絞り、代わりに力強いバッティングでチームの大きな武器となっています。
そのひたむきなプレーで、監督やチームからも信頼が厚いメンバーの一人です。
左手の指がない球児・横山温大の家族構成は?
生まれつき左手の指がない球児として注目を浴びる横山選手の家族について紹介していきます。
父:直樹
母:尚美
兄:昂大(こうだい)
姉:香穂(かほ)
横山選手は岐阜県各務原市で誕生し、小さい頃から野球に触れて育ったきました。
兄と姉がいる3人兄弟であり、彼は次男で末っ子になります。
では、彼の両親と兄弟について見ていきましょう。
【画像】横山温大の父親と母親の両親

彼が誕生した直後、担当医師から「左手の指がない」と告げられ、父・直樹さんは言葉にできない気持ちなったと正直に語っています。
ご両親は野球をさせたかったようで、男の子がもう一人欲しいと願っていましたが、彼に左手の指がないことを知り、母・尚美さんは野球はできないとやはり悲しい気持ちになったそうです。
横山選手に左手の指がない理由は、先天性のため原因は分かっていないんだとか。
我が子のハンディキャップを告げられた時のご両親の心中は、察するに余りありますよね。
当時は父親と母親が望んでいた「野球」をする我が子の姿を見ることが叶わないことも悲しかったことかと思いますが、それよりも五体満足に産んであげられなかったことがなりよりも申し訳ない気持ちになったはずです。
しかし、ご両親はその悲しい時期を乗り越え、「できない」と嘆くのではなく、「どうすればできるか」を横山選手と一緒に考え、彼をサポートする道を選んだのです。
その二人の深い愛情があったからこそ、今の彼の活躍があるのだと思います。
【画像】横山温大の兄弟

兄・昂大さんと姉・香穂さんの年齢は公表されていませんが、画像を見る限り2〜5歳ほど歳が離れているように思えます。
現在、横山選手は18歳ですので、兄と姉は20〜23歳あたりの年齢になっているのかもしれません。
横山温大が野球を始めたきっかけは兄弟の影響
県岐阜商の9番として活躍している横山選手ですが、野球を始めたきっかけは兄弟にありました。
5歳の頃に左手の指がないながらもバッティング練習をする映像もあります。

小学校3年生の頃には地元のチームに入り、義手をつけて頑張っていたそうです。
彼にとって、野球好きの兄弟の存在は本当に大きかったことでしょうね。
もし、兄や姉が野球をしていなかったら、彼は別の道に進んでいたかもしれません。
左手の指がないという事実を「個性」として受け入れ、ごく自然にボールを追いかける環境が家庭にあったのです。
5歳でバッティング練習を始め、小学生時代には義手を使いながら努力を重ねてきたのですから、彼の野球に対する純粋な情熱と、それを全力で応援してきた家族のお陰で、球児としての今の彼があるのだと思います。
【動画・画像】左手の指がなくとも県岐阜商でスタメン!横山温大の投げ方解説
左手の指がない状態で県岐阜商で主力メンバーとして甲子園出場に大きく貢献した横山選手。
気になるのは「左手の指がない状態でどうやってキャッチし投げるのか?」ではないでしょうか。
そこで、彼の投げ方について解説していきます。
❶:左手が使えない分、右利きであるが右手にグローブをはめ、右手でボールをキャッチします。

❷:素早くグローブを左手で体に挟みます。

❸:挟んだグローブから右手を外し、右手でボールを取り投げ返します。

0.1秒でも早く投げ返せるようにグローブを浅くはめ、投げる動作が癖づくまで握り替えの一連の動作を何度も練習したそうです。
実際の動画が以下になります。
※6:03から再生すると見られます。
この一連の流れるような投げ方、文章で読むと簡単そうに見えるかもしれませんが、もし自分が同じ立場だったらと想像してみてください。
キャッチしてから投げるまでのほんのわずかな時間に、これだけの動作を正確無比に行うのは、まさに神業と言えるのではないでしょうか。
このキャッチから送球までの一連の動作は、元メジャーリーガーで同じく片腕にハンディキャップを抱えながらプレーしたジム・アボット投手を彷彿とさせます。

彼のプレーの一つひとつが、見えない努力の結晶であり、私たちに「不可能はない」という強いメッセージを伝えてくれているようですね。
まとめ
この記事では、県岐阜商の9番、横山温大選手について、wikiプロフィールから、両親と兄弟の家族について、そして投げ方について詳しくご紹介しました。
記事のポイントをまとめると以下の通りになります。
- 横山温大のwikiプロフィール:県岐阜商の9番を背負う甲子園球児。
- 家族構成:両親(父親・直樹さん、母親・尚美さん)と兄・昂大さんと姉・香穂さんの5人家族。
- 野球を始めたきっかけ:兄弟の影響で、ごく自然に野球の道へ。
- 特殊な投げ方:右手で捕球後、グローブを左腕と体で挟み、素早くボールを持ち替えて投げる独自の投げ方を習得。
ハンディキャップを抱えながらも活躍し続ける彼のひたむきなプレーは、多くの人々に勇気と感動を与えてくれます。
甲子園という大舞台で躍動する横山選手の今後の更なる活躍から、目が離せませんね。
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